歌舞伎鑑賞教室

6月5日(土)、歌舞伎鑑賞教室に参加してきました。

前半では歌舞伎の約束事や、物語の概要について芝居仕立ての解説が行われました。最近の流行を取り入れた軽快な説明に、客席も盛り上がります。後半の演目は「人情噺文七元結」。明治時代の落語をもとにした物語です。作中にちりばめられた笑いと、ちょっぴりほろりとくる展開に、学生の目も釘づけでした。一年生による感想をご紹介します。

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歌舞伎を観るのは初めてだったので期待していましたが、想像以上に素晴らしく、観ていてとても楽しかったです。歌舞伎のみかたの解説では、ソーシャルディスタンスやマスクと消毒液を売り歩く物売りなど、昨今の世情を取り入れたネタが面白く、観客を楽しませるための工夫が凝らされていると感じました。

歌舞伎を鑑賞するのは初めてなのできちんと理解することができるか不安に感じていた。しかし想像していたよりも台詞や物語の理解がしやすかったため、役者の方の細かな動きや面白みを感じる台詞など物語の世界観を楽しむ事ができた。また、物語が始まる前に解説を聞けた事で歌舞伎に対する興味がさらに深まった。 機会があればまた作品を鑑賞し、日本の伝統的な文化に触れたい。

初めての歌舞伎でしたが、初心者の私にも分かりやすいお話の内容でとても面白かったです。舞台が回っても尚演技を続けていた細かさや声だけでもどんな場面かわかる迫力、まるで自分が江戸の街にタイムスリップして長兵衛の日常を覗いているようでした。また全員が男の人とは思えず、役者の名前を見て気付かされたのがとても衝撃的です。

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歌舞伎鑑賞教室への参加は、日本文化学科一年生の恒例行事となっている課外活動のひとつです。今年度の実施には不安もありましたが、それぞれに注意をしながら無事に終えることができました。今後も状況を見ながら、日本文化に触れる活動を継続していく予定です。