-観光文化実践-
本学科の特徴でユニークな授業「観光文化実践」。学生が観光地や観光事業者を自ら訪ね、自分の目で確かめることで、教室での理論の学びを深めています。各教員がオリジナルの授業計画を立てていますが、今回は「観光ビジネスの現場で学ぶインターンシッププログラム~ 観光文化実践Ⅶ&Ⅷ(前期)?Ⅹ(後期)~」をご紹介します。
前期の観光文化実践ⅦおよびⅧでは、インターンシップ参加するために必要な知識やスキルを身につける授業を行いました。どのような職業に興味や関心を持っているのかという自己理解、ビジネスマナー(敬語表現、電話応対、名刺交換など)の習得などです。その後、夏休み期間に航空会社、旅行会社、ホテルなど、観光ビジネスを担う企業で5日間以上の就業体験に参加しました。一日の終わりには、就業体験の内容を記入し、自分の課題や反省点をまとめて書く時間がありました。その後、企業の方からフィードバックをいただいて終了しました。
後期の観光文化実践Ⅹの第4回と5回の授業では、一人10分間でインターンシップの成果報告を行いました。
これからプレゼンテーションが始まります。みんなで先生の説明を聞いています。
プレゼンテーション後はお互いにフィードバックしあいました。
こちらがインターンシップ報告書です。最後に企業の方から総合所見もいただきました。
プレゼンテーションした受講生の感想です(抜粋)。
Aさん:インターンシップを通して自分の強み弱みを理解して報告するという一連の流れをプレゼンテーションしたところ、褒めてくれた人が多くて、自己分析にもちゃんと繋がっていることを実感出来て嬉しかったです。
Bさん:5日間のインターンシップを改めて振り返ることができ、自分が学んだことや課題を周りの人と共有することができました。フィードバックを受けて自分では気付かなかった長所、良い面と修正点が発見できてよかったです。
プレゼンテーションを聴いた感想です。
Cさん:同じインターンシップ先でも感じ方が違ったり、また共通した感じ方がありました。実際に実習中にいただいた資料や配布物を見せることで、説得力やプレゼンテーションの完成度が上がるので参考にしたいと思いました。パワーポイントの作り方で企業に対するイメージが変わると思いました。
Dさん:自分とは異なる職種や環境での経験、学びを知ることができたのがとても刺激的でした。それぞれが抱えた課題や成果への取り組み方を聞く中で、新しい視点やアプローチを学び、自分にも活かしたい部分が多くありました。また、同じインターンシップという経験を通しても、人それぞれ異なる学びを得ていることに気付き、改めて自分の成長の方向性について考えるきっかけにもなりました。
次回は2名の受講生にどのような体験をしたのか、インタビューします。お楽しみに! (担当 小山 知子)